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弁財天(サラスヴァティー)
日本では、財宝の神として崇められているこの弁財天は、元来、ヒンドゥー教の神の一つで、学問と音楽の能力の向上のために祈られる神であった。それ故、このタンカのように、彼女は、ヴィーナという楽器を手に持って描かれるが、この楽器は、タンカが描かれる場所や時代によって異なる。画面右上方には、文殊菩薩が雲の上に漂っている。